音ゲーマー達の発信所2017の参加記事です。
beatmaniaIIDXの段位認定の最高位である「皆伝」に到達するまでにやった事や意識した事をまとめました。
文や構成がかなり雑なのはご容赦ください。
内容は全て24 SINOBUZのものになります。
(※ここから前座 読み飛ばし可※)
弐寺自体をプレイし始めたのはLincleの頃。
それまではjubeatやDDRを主にプレイしていたが、ある程度上手くなってきて成長が止まってしまい、惰性でプレイするようになっていた。
気分転換に近くにあった弐寺をプレイしそのままのめり込み、Tricoroの時にSP八段に合格。
その後別の音ゲー熱が最熱しSPADAの中盤からcopulaが終わるまでずっと弐寺をやっていなかったのだが、SINOBUZが始まる頃に友人からPS2の弐寺専コンを格安で譲ってもらったのをきっかけに再び鍵盤しばきの日々が始まったのだった─────
(※ここまで前座※)
前座の中で重要なのは「SP八段を取得している」という事だけです。これを前提に記事を書くのでそれ以前の人にはちょっと話がわかりにくいかもしれないです。
あと、自分の事をそのまま書くので、「地力向上目的での発狂BMSの話題」もします。色々な曲の色々な譜面を出来るようになりたい!ってのが根幹なのでなんでもOKって人のみどうぞ。
あと念のため、全て1P側でのシングルプレイの話になります。
なお、全て自分の経験の話なので全てにおいて個人差があります。
・八段→九段
正直ここが(中伝→皆伝を除いて)感覚的に一番きついように思いました。
八段までは☆10ぐらいの好きな曲(自分はTЁЯRA曲やレイヴやユーロビート系)を適当にわーーーってやってたら上手くなってたのですが、ここからはいわゆる「地力譜面」というものと闘わなくてはならなくなってきます。
この時自分が得意だった譜面が「Fascination MAXX(H)」や「Sence 2007(H)」等の個人差譜面で、「quaser」や「Blue Rain」等の俗に言われる地力譜面がとても苦手でした。まずはこれを出来るようにしなくては九段の道中の「旅人リラン(A)」やボスである「The Sampling Paradise」に勝つことはできません。
○やったこと
1.☆11の譜面をクリアレート順に並び替え、高い曲からイージーで一通りプレイする
2.☆10の譜面のスコア、ランプ更新
3.BMSの通常難易度表の☆10、11辺りの気になった曲をひたすらやる
1ですが、これは地力の下限を上げるという意味で非常に効果がありました。PASELIを使い、1曲ぐらい落ちても気にせずとにかく新しい譜面に触れていき、指を動かせるパターンを増やす事から始めました。
1曲だけをずっとやってるとあまり続かないのと色々な譜面に触れた方が上達するという考えだったのであまり同じ曲のノックはやりませんでしたが、行き詰ったりモチベが下がりそうになったら曲が好きかつ練習にもなる(と思っている)「龍と少女とデコヒーレンス(A)」「SHELTER OF THE MIND(A)」「DAWN -THE NEXT ENDEAVOUR-(A)」あたりをよくプレイしていました。
2と3については実はそこまでやらなかったです。
1をやってたらランプが点くことモチベがガンガン上がってきて、指慣らしの時についでにやったりしていました。
3に至っては判定が合わない、曲の入れ方に手こずっていた等でそんなに触ってなかったです。
ちなみに八段まではずっと正規でやっていたのですが、流石にランダム(以下「乱」)を使い始めました。
SINOBUZ稼働日から出来る限りプレイしてたおかげか、九段実装翌日の2016/12/09に九段に合格できました。
・九段→中伝
九段から中伝までやってることはそんなに変わってません。地力上がってプレイ出来る難易度幅が増えたぐらい。
基本スタイルも九段取得の時とそんなに変わらず。
○やったこと
1.SP☆12参考表(地力表)支援サイト(https://iidx12.tk/ )を参考に12を下から埋める
2.BMS発狂難易度表の★1~6ぐらいをイージー以上で埋める
1は地力向上を目指すなら鉄板ですね。個人差分類以外でも個人差がある(地力DにあるAAとか)ので鵜呑みして参考にするのも場合によってはダメかもしれませんが、単純に表がどんどん埋まっていくのがモチベになるので非常にオススメです。
2も自分のように家で出来る環境はある人ならオススメです。が…
九段なりたてとかだとこんな感じで★1の簡単といわれている譜面ですら歯が立たないので通常難易度表も引き続きやっていくと効果的です。
(リザルト背景に問題がありそうな画像を使っていたので修正)
これも個人差なのであまり参考にはならないとは思うのですが、★2のHOOKERやBlink辺りにイージーがついたら十段を狙えるかな?と思います。
BMSで参考用や地力の指標として使うツールにリコメンド(「リコメンド」 - walkure.net )がありますが、それと合わせてこちらの発狂難易度推定表(http://pasta-soft.com/bms/custom.php )というカスタムフォルダも使うとリコメンドとは違う曲を出してくれたりするので、リコメンドのみより捗ります。リコメンドのみでは行き詰った時に。
年が明けて2017/01/02に十段に合格しました。一発合格出来たので非常に嬉しかったのを覚えています。
十段受かってしばらくしたら見えてくる中伝ですが、基本は発狂BMSと☆12埋めでついてきた地力をそのままぶつければOKだったのですが、どうしても癖の強い曲が多いのでやっていく中で意識した事等をまとめておきます。
・ピアノ協奏曲第1番"蠍火"
開幕で襲い掛かってくるやつ。
序盤は階段とかをそれなりに捌いていればゲージ維持は出来るんですが、ラストで抜けること自体は出来るけどどうしても減らされてしまう…
そんな時は自分で一度動画を撮ってどうして減っているのかを確かめるといいです。
幸いスマートフォンでの撮影等は昔に比べてアームや三脚につけられるスマフォ固定器具のおかげでかなりお手軽になっています。
自分は「押さなすぎによる見逃しPOORの連発」でがっつり持ってかれていたので、少し押しすぎる感じで行ったら残るようになりました。
・Reflux
これは中伝挑戦段階では難しすぎてどうしようもないです(投げやり)(今でも苦手)
強いて言えば皿を回しすぎないようにするのとCNは無理そうならさっさと捨てる、ぐらいですかね…
段位ゲージなら地力さえあれば気合いで拾っていれば意外と抜けられますが、FHSを使っていてレーンカバーを外す場合、皿が回っているときに外さないように注意です。
皿がひっかかってFHSが発動してしまうときは皿も鍵盤も捨ててレーンカバーを外す事だけに集中しましょう。
どうしてもうまくいかない場合は開幕の一瞬音が消えるところでレーンカバーを外してしまい、加速が終わった後につけなおすのがいいと思います。段位ゲージの硬さを利用して高速地帯をなんとなく覚えてサドプラを外さないでそのままやってしまうのも一つの手です(自分はサドプラを弄らなかった)。
・MENDES
もうごめんです
正規が嫌いすぎてもうどうしようもないです(投げやり)(2回目)
繰り返しなのを意識しないようにするのと、開幕を抜けた時のために後半しっかり押せるように練習しておくのがいいでしょう(適当)
BMSでの目安だと大体発狂初段に受かったあたりで受かるんじゃないかなと思います。
自分も中伝に受かる1週間ぐらい前に受かりました。
中伝合格は2017/02/26でした。MENDESの開幕を抜けた時めっちゃ緊張したのを今でも覚えてます。
・中伝→皆伝
ここまでもそこそこ長く感じたのですが、ここからがやはり本当に長かったです。
・やったこと
1.☆12の未難&未クリア減らし
2.発狂BMS段位認定発狂五段を目指す
3.皆伝対策
1はこの流れだと自然に目標になるかと。
表を参考にせずに行けると思った曲にステップアップモードを使いとりあえず特攻。
だめそうなら表を参考にするといった具合で最終的に未難50前後を目指しました。もちろんダリア譜面も含める。今は皆伝上位ですら難しい譜面が増えたので未難65ぐらいを狙うのがいいんですかね…?
埋めはじめの頃は12の新曲が出るたびにまた未難増えた~~~って思ってしまうのですが、ある程度埋めが進んでくるとそこそこの曲ではプレイさえ出来ればハードも楽につけられるようになり、そういったところでも地力の向上が感じられてとてもよいです。
2は実を言うと達成できませんでした。理由は1曲目のTuk Tuk Boshiです(デニムが苦手)
最終的に皆伝に受かった時は発狂四段だったのですが、これも2曲目のAbsurd Gaffとかいう曲のせいでめちゃくちゃ手こずりました。これ抜けたら勝ちとはよく言われますが本当にその通りでした。
★1桁の曲を全てイージーつけるぐらいの勢いでやって地力をつけてました。(実際に全てついたのは皆伝になってから)
3は皆伝を冥まで到達できそうな地力になってから一度プレイし、何が出来なかったかを自分で理解してから行うのがいいかと思います。1発合格が理想らしいですがやっぱり緊張しちゃいますしね。
自分の場合は
・卑弥呼の加速後の7軸地帯で一気に減らされてる(ミラー皆伝のため)
・卑弥呼のラスト低速前の2重階段が押せてない
・冥の開幕で回復出来てない
という問題点が見つかったので、これにどれかあてはまる人は後述の自分の試した練習方法が参考になるかもしれません。
まず、卑弥呼の7軸問題は「様々な曲をミラーでプレイする」「7軸を大げさに押す」の2つを意識すると改善が見られました。
7軸を大げさに押すは字の通りなのでミラーでプレイするのについて少し
1軸がたくさん来る曲をFavoriteフォルダに入れてガンガンミラーでプレイし、7軸の苦手を克服しようとしていたのですが、以下にそのフォルダに入れた曲を紹介します。
☆11
Scarlet Moon(A)
switch(A)
AIR RAID FROM THA UNDAGROUND(A)
Beastie Starter(A)
KAMAITACHI(A)
☆12
G59(A)
恋する☆宇宙戦争っ!!(A)
†渚の小悪魔ラヴリィ~レイディオ†(A)
EXUSIA(A)
何周か出来るように10曲出してみました。1軸?ってちょっと思うような曲もありますがそこは気にしない方向で
これをハード埋めと並行でやっていました。勿論アシストイージーで
次にラスト低速前の二重階段が押せてない問題は、今度は「階段が多い曲や発狂BMSを正規でやる」事によって練習しました。
階段が多い曲というとぱっと思いつきませんが、先ほども挙がっていたswitch(A)が中々オススメです。家庭用の環境があれば曲加速させて練習も出来るんですかね…?
他にもVerflucht(A)やSigmund(A)等がありますがこんなの出来るなら卑弥呼でも苦戦しませんね。
最後に冥の前半で回復出来ない問題ですが、これがかなり致命的でした。
低速で100%近くないとかなり厳しいものなのですが、挑戦当時は開幕が癖以前に全然押せず、縦連までたどり着いても40%ぐらいしか残っておらずそのままあっさり閉店してしまっていました。
これを解消した方法は、かの有名な「冥をひたすらノックする」です。
一度Twitterのアンケートで「冥ノックはするな」と言われていたのですが、開幕が癖以前に何も出来ないのを動画に撮って上げたところ、これは乱でノックした方がいいといわれ、Pフリーや土曜日のステップアップの復習フォルダ全開放を活用し冥をひたすら乱でプレーしてました。
勿論低速も可能な限りガチ押しし、慣れようという努力はしていました(実際役に立ったかは不明)。
単純に冥をやる事によってBPM200に慣れ、合格した時はそこそこ回復出来るようになっていました。
BMS側も段位を目標に地力を上げるのは勿論有効ですが、発狂二段と三段は癖譜面の宝庫なのであまりやりすぎないのが吉です(めっちゃやって癖つきまくった人の顔)
最後に曲ごとの気を付けたポイント等を
・perditus†paradisus
これで苦戦するとちょっと厳しい と言われてるけどラストは普通に厳しいよ
ラスト前のノーツ少なくなった地帯で80%無いと地力不足かも?
わからなくなってもとりあえず押しすぎないのを意識してました(特に言うことがない)
抜けた時20%もあれば灼熱の前半で60、70%ぐらいまで回復出来るのでOK
皆伝に限らない話ですが、連続でやると手が疲れてしまうなら単純に腕の筋肉をつけてたり、発狂BMSの★4ゲンガオ、★6Ladymade corestar等でスタミナを増やすのも選択肢の一つになるかもしれないです。
・灼熱Beach Side Bunny
開幕でなんとか回復して餡蜜で耐える
開幕は皿と鍵盤をほぼ分業して頑張る 出来ないときは☆10の皿曲を皿鍵盤分業して練習するといいと思います
トリル+皿の所は鍵盤をずっと8分で餡蜜して皿だけに集中してれば段位なら十分 見た目や音なんて気にするな…
ラストだけは頑張って皿側の手も鍵盤を押してました
・卑弥呼
前半で頑張って回復しよう(出来ないと落ちる)
上に書いたことを意識しつつ中盤のソフランは低速練習での地力でなんとかし、ラストの低速は最初のごちゃっとした階段だけ捌いてからちょっとある空白のところで急いで皿チョンorギアチェン。補正でも10%あれば残る!出来ないならだんだん減らすより1箇所だけガクっと減らして残り全部で回復!って意識でした。
勿論皿チョンやギアチェンを使わないで行けるならそれに越したことはないです
・冥
上に書いたことを意識しつつ低速入りから軸地帯までを全て回復にするつもりで全部ガチ押し。軸地帯開始までに12%ぐらいは回復出来るはず…
軸地帯はとにかく低速が押せるように練習して3パターンぐらいはほぼガチ押し出来るようにし、後は押しすぎないように気合。皿と軸を押しすぎないように意識するとハマりにくいと思います。
低速抜けた直後で気を抜いて落ちないように注意(1敗)
皆伝合格は2017/09/14でした。
☆12未難は確か58ぐらい(合格当時のダリア譜面も含んだ譜面数での数)、BMSリコメンドは★11ぐらいでした。
稚拙な文と構成だと思いますがここまで読んでくれてありがとうございました。
最後に
色々なところで言われていますが、根詰めすぎるとモチベが消えるので適度に別のゲーム(ソシャゲやレート等を気にするレベルまで行った対戦ゲー等を除く)をやったり、または1週間ぐらい鍵盤に触らず放置して気分を切り替えましょう。(戒め)